PERIMETRONの始動は、常田大希さん、佐々木集さん、OSRINの3人が運命的な出会いを果たしたことに始まります。
そんな中心人物のうち今回は、映像作家とアートディレクターを務めているOSRINにスポットを当てます!King Gnuの大ヒット曲となった「白日」のミュージックビデオ(以下MV)でディレクターを担当したのも他ならぬこのOSRINなのです。
彼は一体どんな人物でそのような経歴の持ち主なのでしょうか。
OSRINとは
OSRINの本名は「川内 雄倫(かわち たけみち)」さんと言います。
なぜOSRINというハンドルネームを使っているのかというと・・ヒントは名前の漢字表記にあります。
そう!名前の「雄倫」を読みかえると「おすりん(OSRIN)」になるわけですね!(尚、こちらの情報は読者の「めすりん」さんから頂きました!情報ありがとうございます☆)
映像の世界に興味を持ち始めたのは、OSIRINが21歳の時。名古屋芸術大学デザインマネージメント学科に通っていたころ。友達の誕生日映像をiMovieで制作をしたのがきっかけのようです。その後、大学を卒業して本格的に映像の世界に没頭することになるわけですが、今後の向かう先を示してくれたのが、映像作家の関根光才(せきねこうさい)さんの「Here, my Life」という映像だったようです。
また、この関根光才さんが創った日本のユニット「The Fin」の『Night Time』のMVがOSRINさんのお気に入りの映像のようですよ。
常田さんと出会うまでは、現在同じくPERIMETRONのプロデューサーを務めている佐々木集さんと一緒に活動をしていました。
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映像作家としてのインスピレーションは同じ映像作品からよりも、絵や図鑑などの別ジャンルから受けることが大きいと話すOSRINさん。普通の才覚ではもはやないですよね。
現代のカルチャーシーンにおいて、一度見たら忘れられない映像をつくることをモットーとしており、今後の方針としては”見ていてワクワクするようなスケールの大きなSF物に挑戦したい”と考えているようです。今後もOSRINの創る作品に期待しましょう!
ちなみにOSRINへの一問一答の回答がこちら!
【OSRINの一問一答!】
衝撃を受けた映像:映画『ネバーエンディング・ストーリー』『ライフ・イズ・ビューティフル』
創作中に行き詰まった時:「人としゃべる」
PERIMETRONとは「ライバルが集まるところ」
OSRINのもつ”King GnuのMV”の世界観
King Gnuの楽曲のMVは、ほぼ全てOSRINの監督のもと作られています。
そのうち代表的な2つのMV作品を例にOSRINの仕事ぶりをチェックしてみることにしましょう。
“It’s a small world”
個人的に非常に独特な世界観が現れているな~と感じるのが“It’s a small world”という楽曲です。
もし知らない方がいらっしゃればこちらを一度視聴してみて下さい。
このさみし気な宇宙人(男)を演じているのは、King Gnuのメインボーカルを務める「井口理」さんです。舞台にも出る演者としての一面を持っている井口さん。こちらのMVに大抜擢!ということになったわけですが、こちらのハマり具合がヤバイです。笑
実際の撮影日の10日前くらいに、OSRINと常田さんが井口さんを呼び出して細かな打ち合わせが行われたそうです。宇宙人の特殊メイクや海辺の撮影に猫の登場などなど・・にしてもその10日後にはもう撮影ってめちゃめちゃスパンが早いw PERIMETRONのこの仕事に対する追い込みの早さは、本当にすごいものがあると感じますね。
“白日”
2作目としては、『MTV VMAJ 2019「Best Video of the Year」』を受賞する結果となったKing Gnuの至高の名作“白日”のMVです。
こちらはOSRINがディレクターで、同じくPERIMETRONの吉田健人さんがプロデューサーとして関わった作品です。
おさらいとしてこちらのMVをどうぞ!
映像は主にOSRINが手がけたものになるわけですが、基本的にこれまでのOSRIN作品では、アーティスト映像を中心としたMVはあまりなかったような・・。特に今回のような演奏スタイルを中心に扱うものは特に稀有であるように思われます。
こちらのMVでこだわったのは、「白黒の質感」と「井口さんのビジュアル」だったようです。
確かにこちらのMVは終始ずっと白黒なんですが、個人的なはすごく不思議な白黒なんです。ずっと見ていると「あれ?カラーだったかな?」と勘違いしてしまうような。笑 ”色鮮やかなモノクロ”といった表現があっているのかなという気がします。
井口さんのビジュアルという観点からすると、実はKing GnuのMVにおいて、”Slumberland”までは眼鏡なんてかけていませんでしたし、比較的女性ウケがありそうなスタイリングでした。ところがこの”白日”からは短髪ヒゲ眼鏡という「え~!なんで!?」といった路線に切り替えてきたのです。
ただし、この井口理の姿こそが彼にとって一番自然な姿ということ。ビジュアル面で好印象を得るというよりも、これからのミュージックシーンは実力で伸し上っていくという決意の表れであったのかもしれません。
何はともあれ、この”白日”は誰が何と言おうと大ヒット作品になったわけですから、このOSRINの思惑はまさに的中したというところなのでしょう。
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まとめ
今回はPERIMETRONの三本柱の内の一本であるOSRINにスポットをあててみましたが如何でしたでしょうか。
PERIMETRONのメンバーのうち、リーダーの常田大希さんは産まれた家系も経歴もわりと華々しいものがありますが、佐々木集さんとOSRINの2人は叩き上げ感が半端ないのが面白いところです。あとは新規加入しているMargtの2人も。もちろんみんな才能はあるわけですが、OSRIN自身もまだ映像の世界に入って10年と経っていないわけですからね・・これまでに並々ならぬ苦労と努力があったのでしょう。
OSRINを始め、まだまだ伸びしろが満載のPERIMETRONの仕事はこれからも目が離せそうにありませんね!
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