2019年にメジャーデビューを果たし、以後ブレイク真っ只中の「King Gnu(キングヌー)」を率いているのが、事実上リーダーを務める「常田大希(つねただいき)」さんです。
マスコミ的には「東京藝術大学出身」ということが主に扱われて位いますが、実はこの方、その他にも様々な経歴の持ち主なのです!
その鬼才とも言うべき才能はどのような経歴からうまれてくるものなのでしょうか。
今回はそんなヌーの群れの主である常田さんのプロフィールや経歴のみならず、ギターやアンプに加えエフェクターなどの実際に使用している機材情報などについても徹底調査いたします。
常田大希のプロフィール・経歴
名前 | 常田大希 |
よみがな | つねただいき |
生年月日 | 1992年5月15日 |
年齢 | 29歳 |
King Gnuでの役割 | ギター・ボーカル / プロデューサー |
その他の活動 | PRIMETRON / Millennium Parade |
King Gnuのギター&ボーカルを務めているバンドリーダーです。
すべての楽曲の作詞・作曲を手がけており、プロデューサーという立場でもあります。
まさに「King Gnuとは常田大希のバンドだ!」といっても過言ではないほどの重要なポジションなのです。
年齢は現在29歳ということですので、まだまだこれから脂が乗ってくるちょうどよい年齢であるといえるでしょうね。
また「King Gnu」以外に、常田大希さんは「millenium parade」とクリエイティブ集団である「PERIMETRON」で活動をしています。この位置づけは少し複雑なのですが「PERIMETRON」が様々な活動をしており、そのなかで映像と音楽のジャンルに「millenium parade」が存在しているということになります。「millenium parade」には固定されたアーティストというものはなく、現在King Gnuのメンバーも精力的に参加をしています。
ちなみにこのmillemium paradeに関しては、もともと「Daiki Tsuneta Millennium Parade (DTMP)」と呼ばれる、常田大希さんのソロプロジェクトでした。せっかくなので今回はそちらにて紹介をしましょう。
Daiki Tsuneta Millennium Parade (DTMP)
このソロ活動では、様々なジャンルのアーティストや団体に楽曲を提供しています。
拠点を東京においている常田さん自身が感じ取っている東京の持つ異文化やサイケデリックな印象が、このプロジェクトで作成される音楽につまっているような気がします。
その楽曲を聞けばその才能の深さに驚くことでしょう!
Koki Nakano@konakanokiさんへの楽曲提供
パリで活躍するアーティストで、常田さんの友人というKoki Nakanoさんへの楽曲提供。
なんともメラリンコニックな印象の、まさに芸術家!といわんばかりのサウンドです。
不思議な演出を醸し出すピアノフレーズと、常田さんの声がなんともいえないマッチングを果たしています。
【関連記事】millennium parade(ミレパ)メンバーのプロフまとめ!経歴も鬼凄い
PERIMETRON(ペリメトロン)
このPERIMETRONは、アーティストのミュージックビデオやファッションブランドのコレクションムービーの作成や、ジャケットのデザインなんかを手がける、主に20代で構成されるクリエイティブ集団です。
その自由な発想から生まれるアーティスティックな世界観は、個性的で神秘的な印象をうけます。
もちろんKing GnuのミュージックビデオもすべてこのPERIMETRONの手で生まれています。
例えばこの超かっこいい「FLASH!!!」のMVも例外ではありません!
コスメブランドではあの「shu uemura」の映像も手がけているというから・・さすがですよね!
こういった活動の中心的な役割を担っている常田さんを知ると「あぁやっぱり芸術大学出身なんだな」と感じます。
なんとも只者ではない!
【関連記事】King GnuのMV制作/PERIMETRONのメンバーが凄い!
常田大希の使用機材
そんな常田さんが「King Gnu」でどのような機材を使用しているのか気になる方もいるでしょう。
こちらでリサーチしてきた結果を今回ご紹介しましょう。
常田大希使用:ギター
常田さんのギターを弾いている様は非常に男らしく力強く見えませんか?
見た目の男気を、まさにそのままぶつけるかのような強いアタックのピッキング!
そこからから生み出されるサウンドは、なんていったってもちろん極太サウンド!・・というわけではなく実際のところ非常に繊細であったりするのです。笑
そんなギタリスト常田大希を支えるギターとは・・?
Fano Guitars Alt de Facto RB6
まずはメインで使用しているギターは、少し変わった雰囲気をもっています。
ライブの映像なんか見てると、一見その個性的名シェイプから「リッケンバッカーかな?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
ただしリサーチした結果、実際に使用しているのは「Fano Guitars Alt de Facto RB6 / Bull Black」というシリーズのようです!
このギターはFenderとGibsonの2大ギターブランドを融合させたようなサウンドを奏でることができます。
フェンダーが好むスタイルで、アルダーボディにメイプルネックでbaseが作られ指板はローズウッド加工が施されています。
その粒立ちのよさに、ギブソンの分厚い音をだすための少し太めのラウンドバック”C”ネック。
まさに多才な音色を奏でるこのギターは、参考価格40万円弱~とのこと。
値段は決して安くはありませんが、常田さんが使用しているということでこれからの需要がいっきに高まる可能性は大ですね!
ちなみに、ゲスの極み乙女、Indigo la Endの川谷絵音さんもこのメーカーを使用しています。
Fender Alternate Reality The Sixty-Six
2019年後半から使い出したと思われるFenderのギターがこれです!
ギター会社最大手のブランドメーカーである「Fender」が生んだ『Alternate Reality The Sixty-Six』。
これは【NAMM SHOW 2019】で発表されるやいなや、各所に取り上げられかなり注目を浴びたモデルなのです。
特筆すべきはそのピックアップかな~、フロントとミドルにはフェンダーにしては珍しいPlayer SeriesシングルコイルTeleを採用していますよね。(ダンエレクトロっぽい!)
アメリカ製でも日本製でもなく、メキシコ製のギターシリーズということで、その価格帯は意外と手ごろなところ。
2019年の紅白歌合戦でも常田さんはこちらのギターを使用していましたね!
これから人気が出てきそうなギターだなぁ。
Fender Daiki Tsuneta Swinger
2021年10月下旬にフェンダーから販売が開始される、常田大希さんの自身初となるシグネチャーモデル「Daiki Tsuneta Swinger」。実際に常田さんはライブにレコーディングに使用をしています。
コンパクトかつ個性的なボディー形状に、お洒落なカラーに。その洗練されたスタイルにも関わらず、ソープバータイプのピックアップから拾われるサウンドは太くて厚みがあります。まさにKing Gnuのギタリスト常田大希のためのギター、そんなスペックになっています!
常田さんの熱いアーミングテクニックにも耐えられるようロック式チューナーを搭載するなど、こだわりの詰まった常田さんの愛器です。
詳細はこちらの関連記事から確認をしてみてくださいね!↓
常田大希シグネチャーギター”Swinger”の最安価格と先行予約の方法!プレイを支えるスペックも解説
常田大希使用:ギターアンプ
実際に所有しているヘッドアンプはド派手に青くペイントされています。(おそらく常田さん自身が塗ったのでしょう!?)
キングヌーのファンのあなたであれば、常田さんがギターを弾いている裏にこのアンプが置いてあるのを一度は見たことがあるでしょう!?
レコーディング等にも使用されていると思われるこのアンプの正体は一体どこのメーカーのものなのでしょうか?
Divided By 13
その正体がこれ、極上ブティック・アンプ「Divided By 13」なのです。
ギターのボリュームやピッキングニュアンスに敏感に反応する優秀なモデルです。
そのためクリーン~クランチのサウンドが特に上質で、そのためギターの歪みに関しても嫌味なく出力してくれます。
ヘッドとキャビネットのセット販売になり、価格は40万円弱~。
正直どのライブ映像やテレビ出演の様子を見てもこのギターアンプを持参しているので、常田さんの相当なお気に入りギターアンプであることが分かります。
まさに常田大希サウンドの秘密はこのDividedにありと言っても過言ではなし!
気になる方はまず楽器屋さんで試奏をしてみることをおすすめしますよ!
Roland:JAZZ CHORUS(JC-120)
完璧にサブですがRolandのJAZZ CHORUS(JC-120)を使用することも。
ギター本体から奏でられる音本来の魅力をそのままに、そして美しく聞かせるこのアンプ。
常田さんの場合、ギター本来の音に特に重きをおいている感じがします。
そしてそこにエフェクトで軽く音作りをしてアンプで鳴らすというスタンスではないでしょうかね~。
常田大希使用:ギターエフェクター
常田さんは基本的にギターの生音を大事にするスタイル、そこがまた藝大っぽくて好きですわ~。
ただもちろんロックの世界では生音だけで勝負するのはナンセンス、ある程度のエフェクターは使いこなさねばなりません!
そんな常田さんが愛用しているエフェクターたちをいくつか紹介していきましょう。
Xotic Wah XW-1
常田さんのサウンドを聴いていると結構聴こえてくるのが「ワウ」のサウンド。
ペダルを踏み込んだり緩めたりして、音を「ワウワウ」させるものですが、このワウを「Xotic」の「Wah XW-1」で鳴らしています。
ジミーペイジやクラプトン、ジミヘンなどの名だたるギタリストが愛用していた時代の「ワウ音」を忠実に再現しようとしたモデルです。
ワウエフェクトの可変幅も広そうだし、使い方次第では本当に様々なサウンドを鳴らすことができる逸品!
shin’s music DUMBLOID 335
続いて音の歪みを担当する「ドライブ系」のエフェクターです。
このメインとして使用しているのがこちら「shin’s music DUMBLOID 335」ですが、無駄に音が潰れるのを避け、ピッキングのアタックのレスポンスと、粘りのあるミドルレンジのサウンドが楽しめる素晴らしいモデルなのです。
歪みとはいえ“歪みさせない”それでいて”上質なドライブトーン”を得られる、まさにKing Gnuのギタリストとして求めるべきサウンドがここにあったといえるのでしょう。
King Gnuのサウンドは結構激しい印象ですが、意外とギターのサウンドは攻撃的ではなく上質なものなのです。
ちなみに同じ「shin’s music」より「CLEAN DRIVE」というモデルも使用しているようです。
こちらはドライブで歪ませる!というよりは、「音の倍音を増やし、豊かな膨らみをつける」といった使い方が好まれるモデルですね。
ADA Flanger
そして空間系のエフェクターとして「揺らし」目的で使用しているのが「ADA Flanger」です。
いわずと知れたフランジャーの最高峰のモデルで、最大の特徴は「ギュ~ン!!」というジェットサウンドです。
ペダルでディレイをコントロールできるなど、使うツボを決めて必殺サウンドをキメられるぞ。
まとめ
King Gnuのリーダーにして、その他様々なプロジェクトをになっている常田大希さん。
その類まれな才能を発揮して、令和の日本を代表するアーティストになっていくことでしょう。
今回はそんな常田さんの仕事ぶりから、実際に使用している機材の紹介までしてきました。
「Fano Guitars RB6」と「Divided By 13」さえ手に入ってしまえば、常田さんの音の原点はまず手に入るわけです。
常田さんを目指してがんばっているギターキッズがいるならば、是非一度楽器店でお試しあれ!
今後の常田さんの躍進にさらに期待していきましょう!!