2017年に結成され、2019年には「Sympa」のアルバムでメジャーデビューが決定。今後更なるブレイクが必至なバンド「King Gnu(キングヌー)」。2021年になってもまだその新鮮さが色褪せない彼らの音楽スタイルは、さらに躍進を続けています。
今更聞けない!あなたはこのKing Gnuというバンドのことをどれだけ知っていますか?
それもそのはず、結成間もない頃よりフジロックフェスティバル’17にも参加し、観客を熱狂の渦に巻き込みます。そしてミュージックシーンのトップを走る米津玄師さんやサカナクションの山口一郎さんが太鼓判を押されるのです。
変幻自在に移り変わるそのサウンドは、ミクスチャーやブラックを主体にしながらもその他ロックやファンク、ヒップホップも取り入れたまさにトーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイルと呼ぶにふさわしいものになっています。
これからの日本の邦楽ミュージックシーンを変えていくであろう、無限の可能性を秘めたこの「King Gnu」というバンドのメンバープロフィールや楽曲の紹介もさることながら、結成された秘話や、これまでの経歴なんかについて突っ込んだ情報を余すことなくお伝えします!
このページだけで「King Gnu」の基本情報と、その人気な魅力がすべてわかります!
King Gnu(キングヌー)/音大出身バンドのメンバー編成
King Gnuはめちゃ個性派の4人で組まれているバンドです。そしてそれぞれの個性が強過ぎるがゆえに、大きな摩擦の中でその楽曲たちはうまれてきます。つまり他のバンドには真似できない、意味のあるガッチガチに強靭な音楽がこの4人から作られるのです。
ただし基本的に作詞・作曲はバンドリーダーである常田大希さんの手から生まれています。バンドのコンセプトリーダーでも常田さんの楽曲は常に新しいものを追求し続けているのです。
それではメンバーの一人ひとりを紹介して行きましょう。(各メンバーの詳細を知りたい方はリンクから関連ページへ飛んでください!随時更新!)
常田大希(つねただいき):ギター・ボーカル
まさにこの人こそGunの神!ともいえるのが、「King Gnu」のリーダーであるこの男「常田大希」さんです。
東京藝術大学の出身(チェロを専攻)であることがマスコミでも大きく取り上げられていますが、実は1年ほどで大学は中退しているんですよね。笑
しかも本人いわく、ほとんど大学には行っていなかったみたいですからね~。そのことが良くわかるのがこちらのインタビュー↓
常田 大学には1年も通ってなくて、すぐ辞めちゃったんであまり思い出はないですね。とりあえず入っただけと言うか、クラシックへの興味は今でもありますけど、そっちの世界で生きていこうとは思わなかったです。大学で知り合ったミュージシャンとは今でもつながりはありますけど、昔からいろんなシーンに出入りして、いろんな音楽の要素をバンドに還元してきて、俺のスタンスは当時とあまり変わってないですね。 ~音楽ナタリーインタビューより
ライブ会場というステージに立つ常田さんのパフォーマンスをみていると、とても落ち着いて座ってチェロを奏でている印象はまったくありません・・。ただ一度チェロを握ったときのあの雰囲気というか、ワイルドでちょっぴり小汚い感じが、音楽をするためにうまれてきた申し子のような姿をしています。こんな感じですね↓
King Gnuの楽曲は、作詞・作曲のすべてがこの常田さんの手で生まれているわけなので、そのすべての楽曲が常田さん掲げるコンセプト「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」が詰まりまくっているわけなのです。
そんな常田さんの詳しいプロフィールや使用機材などのマニアックな情報を参照したい方は下記よりご確認ください!
【関連記事】King Gnu/常田大希の経歴プロフィールとギター・アンプ・エフェクターなど使用機材
勢喜遊(せきゆう):ドラムス・サンプラー
King Gnuのリズムの中核を担っているのが、この「勢喜遊」さんのドラムです。細身の体でありながら、体全体を使って打ち出すビートは正確でかつ非常にタイトです。
幼少期から電子ドラムを叩いていたという勢喜さんですが、実はその両親もまたプロのミュージシャンなのです!そんな音楽が常に身近にある環境で育った勢喜さんは、King Gnuの中でドラムだけでなくサンプラーも使いこなします。
でも驚くことなかれサンプラーに携わったのは、リーダーの常田さんと出会ってからというから・・いやはやその使いこなしの上達の早さに驚くばかりですよね!
常田 1人ひとりのストロングポイントが違うところがいいなと思いました。クラブにも出入りしている俺にはバンドのビートは強くあってほしいという思いがあって、遊にはサンプラーもやってもらってます。
勢喜 俺がサンプラーを持ち込んだわけじゃなく、「どうやってやるの?」ってところから教えてもらったんですけど、今ではドラムとサンプラーの両方をやるスタイルになっています。 ~音楽ナタリーインタビューより
そんな勢喜遊さんのトレードマークともいうべきものが、日々変わる「髪型」だったりします。これがまた面白いので、是非下記より覗いてみてください!
【関連記事】King Gnuのドラム/勢喜遊の経歴&使用機材とメーカー調査!髪型がウケる
井口理(いぐちさとる):ボーカル・キーボード
リーダーの常田さんの幼馴染で同じく東京藝術大学の出身の「井口理」さんはステージのメインを飾ります。
大学で声楽を学んでいたその実力はまさに本物、常田さん曰く「誰にでも好まれる声」つまりは「嫌われない声の持ち主」とのこと。
でもこれってメジャーで活躍するためにはとても重要なことですよね。
「誰にでも届けることができる声質」と「音楽のかっこいいオルタナ感」が融合したら ・・ 無敵!?
その実力は、King Gnuの大ヒットソングである「白日」で証明されています。透き通るようなハイトーンの歌声は、真似しようにもなかなかできるものではありませんぞ!
また井口理さんはミュージシャンであると同時に実は舞台俳優をしていたりもします。その延長で最近のニュースでは、ついにドラマの主演もきまったとか!このニュースなどはこちらから確認ができますよ!
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新井和輝(あらいかずき):ベース
King Gnuのリズムメロディーを任されているのがこの「新井和輝」さんのベースです。
常田さんや井口さんとは違い普通の一般大学に通っていた新井さんですが、音楽に没頭するあまり国立音大のビックバンドに参加をしていた程。おとなしそうな顔をしている割には、かなり大胆な性格の持ち主のようです。
現在はKing Gnuの活動のほか、別のアーティストのサポートや、ジャズのセッションマンをこなしています。まさにオールラウンドな音楽に対応することのできるハイレベルなミュージシャンといえるでしょう。
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King Gnu(キングヌー)|音大出身バンドの結成秘話
King Gnuの原型となるのは、リーダーである常田大希さんが2015年に結成をして活動していた「Srv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)」というバンドです。
このバンドは固定メンバーというもが定まっておらず、まさに常田さんのソロプロジェクトといってもおかしくないものでした。
ただしそれでも、2015年の9月16日には全国流通盤となる1stアルバム「Mad me more softly」を発売しています。
では今のメンバー同士がこのバンドで絡み合ってきたのは、いつくらいなのでしょう?
もともとの始まりは、常田さんとドラムの喜勢さんが出会ったことが4人が集まるきっかけになったようです。
常田さんと井口さんはもともと幼馴染で同じ音大出ということでつながりがありました。
逆に勢喜さんと新井さんは2012年~2013年ほどのころに、別のセッション既に知り合っていました。
つまりは常田さんが井口さんを、勢喜さんが新井さんをつれて来て今の形になったというわけです。
そしてこの4人が集まってから常田さんの意識が変わってきます。
これまで個人的にやってきた音楽を、もっと音楽市場にむかってはどうかと。という思考になってきたのです。
それがきっかけで、現在の「King Gnu」というバンド名に変更することになったのです。
この独特な4人で始動したバンドは、あなたもご存じの通り不思議な世界観を持っています。それは音楽に限らず、メンバー同士の個性も・・。そんな4人の生み出す絶妙な爆笑ポイントをまとめてみましたので、興味がある方はこちらからどうぞ!
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※追記※
豆情報ですが、「King Gnu」のバンド名に至るまでに、実は3回ものバンド名変更の歴があります↓
[バンド名の遍歴]
①Mrs.Vinci(ミセズ・ヴィンチ)
②Srv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)
③トーキョー・カオティック
④King Gnu
King Gnu(キングヌー) バンドの名の由来
これももう比較的有名な話題になっていますね。それもそのはずで、
King Gnuってなんて読むの?
ってまず誰しも思うわけじゃないですか。似たようなネーミングでは「キングプリンス」がいたりするわけで。一時期間違えて「キングガン」っていう名前で音楽番組で紹介されてこともあいましたっけ。
それでもってそこから発展すると、
なに?King Gnuってどいういう意味なの?
って思うのが自然ですよね。笑
このバンド名の由来については、リーダーの常田さんは次の通り答えています。
常田 「Gnu(ヌー)」という動物は、春から少しずつ合流して、最後はデカい群れになるんですけど、自分たちもそうなれたらいいなと。 ~エンタメステーションより
音楽の市場に向かう以上、幅広いファンの獲得はとても大事になってきます。
自分たちと音楽ファンをヌーの群れにたとえる事で、徐々に幅広いファン層を獲得していき最終的にはその頂点(King)に君臨するという、そういう強い想いがこのバンド名に表現されているといえますね。
2021年を迎えた今、その勢いはとどまる勢いはありません。むしろそのGnu民族は日本全土に増殖しまくっていることでしょう。これからは世界へと・・Gnuの群れが羽ばたいてほしいぞ!
King Gnuの経歴
そんな「King Gnu」の結成からのメジャーデビューを果たすまでの道のりはどんな感じだったのでしょうか。
簡単にその活動を時系列で振り返っていきましょう。
~King Gnuのメジャーデビューへの道~
2017年5月 現在の「King Gnu」にバンド名を変更
2017年7月 フジロックフェスティバル’17に出演
2017年10月 「King Gnu」初となるアルバム「Tokyo Rendez-Vous」を発売する。
2018年1月 「Tokyo Rendez-Vous」を渋谷WWWで開催。チケット即日SOLD OUT。
2018年7月 「恵比寿LIQUIDROOM」「大阪Shangri-La」でワンマンライブ「Flash!!!」を開催。チケット即日SOLD OUT。
2018年9月 初のシングル曲「Prayer X」をリリース。
2019年1月 2ndアルバム「Sympa」をリリースしメジャーデビュー
結成してから即フジロックに出演するなど、なんとも慌しいスケジュールをこなしてきたバンドといえます。
初シングルとなる「Prayer X」はフジテレビ系列のTVアニメ「BANANA FISH」のエンディングに使われたことでも有名ですね。
ドラマ主題歌では、日本ドラマ系列土曜ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌「白日」を書き下ろしました。
そして2ndアルバム「Sympa」のリリースにて、これによりソニーミュージックレーベルズのアリオラジャパンよりメジャーデビューを果たすことになるのです
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まとめ
2017年に結成されてから、既に大ブレイク真っ只中のビッグバンド「King Gnu」。
そのメンバーの紹介やバンドが出来るまでの経緯、これまでの活動振りなんかをまとめました。一度楽曲を聴いてみると、あなたの中できっとなにか引っかかる部分があるハズです。
最初はそれが「いい!」と感じることはなくても、「どことなく気になる不思議な魅力」であることに気づいてきます。
それが「King Gnu」の持っている楽曲の中毒性なのです。
まるであの「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)」の曲に通ずるような強烈な個性。
なにはともあれこれからの活動に注目していきましょう!!