2019年の夏ももう間近に迫ってきています。
高校生も社会人も、花火大会やお祭りなどの夏のイベントを心待ちにしていることでしょう。
浴衣を探している方もまだ多いかと思いますが、ここでひとつ質問です。
帯締めは何のために締めるのか知っていますか?
和服姿で帯を締める時に、帯の形が崩れないよう止めるために使うのが帯締めです。
着物を着る時に名古屋帯や袋帯などを使って、最もオーソドックスなお太鼓結びをする時にも帯締めが必要になります。
浴衣を着る時、普通は浴衣用の帯や半幅帯を使って「帯だけで崩れてこないような結び方をする」のが一般的なので、実は帯の形崩れを防ぐために使う帯締めは本来必要ありません。
ただこの帯締めを上手に活用することで、浴衣姿をグッと魅力的に彩ることもできるのです。
今回は帯締めを活用した、このワンランク上の浴衣の着こなし術についてご説明します!
浴衣における帯締めの必要性
浴衣に専用の帯や半幅帯を使って着付けをする時に、例えば帯で何らかの形を作って凝った結び方をしたり、形が崩れてしまいそうなときには帯締めが必要になる事もあります。
「文庫結び」や「貝の口」など、一般的に浴衣によく知られた結び方をする時には、しっかりと結べばあまり崩れてくることはありません。
でも帯自体が滑りやすい素材でできていたり、帯の結び自体に慣れていなくて時間がたつと崩れてきてしまう、というような場合には帯締めを上手に活用すれば形崩れを防ぐことにもつながります。
おしゃれに浴衣を着こなしたい時の使い方
浴衣の着付けに帯締めは必ずなければならないものではありませんが、着こなしのポイントにしたいときや、ぐっとおしゃれな雰囲気にしたいときなどには効果的なアイテムとしても使えます。
ただいくらおしゃれで個性的な雰囲気にしたいとはいえ、素材を選ぶときには気を付けたいポイントがあります。
ご存知の通り、浴衣は夏の暑い時期に着るものです。
そのため、あまり分厚くて重い雰囲気のものや毛羽立ちのある帯締めを選んでしまうと暑苦しさを感じてしまうので、なるべく避けるようにしましょう。
個性を出したいとしても基本は爽やかで涼しさを感じさせるような素材や色合い、質感のものを選ぶのがおすすめですね。
こんな帯締めがおすすめ
浴衣に合う帯締めを選ぶとき幅が9ミリ程度で平組の細目の帯締めがあります。
あまり厚みがないもので、帯の色とのコントラストを楽しんだり、浴衣の柄の一部に使われている色を選んだりするとおしゃれで素敵な組み合わせができます。
あまり厚みのない帯締めで1色のものを効果的に使うのもいいのですが、左右で色の違うタイプや表裏で多色使いになっているものを使用すれば、普通の和服姿の時のようなオーソドックスな前結びをするだけでも、スパイスの効いた刺し色にもなっておすすめです。
多色づかいで細目に丸く組んだ帯締めは、使い易く結び目の形を気にせずに使えるので、あまり着物に慣れていない人でも扱い易いといえます。
また布で作った帯締めをくるくるとねじりながら帯に結んでも、ふっくらとして可愛いらしいアクセントになりますよ。
帯締めのおすすめアレンジ方法
出来上がった帯締めを使うだけでなく、手芸用のひもを使って帯締めにするのもとても素敵です。
ただし、専門の帯締めよりも通常は細めで柔らかいので伸びやすいのが特徴です。
そのため帯をしっかりと止めるために使うのではなく、あくまでも帯の上の飾りとして使うようにしましょう。
柔らかくていろいろな形に結びやすいので、手芸店などで必要な長さに切ってもらえば、可愛らしい形を自分で作りやすく、個性的な着こなしが楽しめますよ。
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まとめ
本来浴衣には必要のない帯締めですが、使い方次第では浴衣を彩るテクニックになります。
2018年は一歩上の浴衣姿を目指したい!と考えている方は是非トライしてみてください!
夏のイベントをどう楽しむかは貴女次第です。
お気に入りの浴衣に自分だけのアレンジを加えて、周りの注目を独り占めしちゃいましょう。
この夏が貴女にとって特別なものになりますように!