ノーベル賞候補/香取秀俊の出身高校大学の学歴と経歴!光格子時計の研究成果とは?

社会

2021年10月5日にノーベル賞の物理学賞部門の発表があります。2021年の日本人の受賞が期待されています。

そのような中、今回は2021年ノーベル物理賞の受賞の期待が名高い「香取秀俊(かとりひでとし)」さんの経歴や学歴(出身高校・大学)や、その研究内容について紹介をしていきます。研究成果の光格子時計(原子時計)は数百億年に1秒しかくるわないんだとか・・その超高精度な内容にせまります。

2021年ノーベル賞候補:香取秀俊さんのプロフィールと経歴・学歴

まずは香取秀俊さんのプロフィール情報からまとめていきます。

香取秀俊さんのプロフィール情報

名前香取秀俊
よみかとり ひでとし
生年月日1964年9月27日
年齢57歳【2021年現在】
出身東京都北区
高校茨城県立土浦第一高等学校
大学東京大学工学部
大学院東京大学大学院
工学系研究科物理工学専攻
修士課程・博士課程
研究分野物理学
現在職東京大学大学院物理工学専攻教授
理化学研究所招聘主任研究員

香取秀俊さんは1964年9月27日に、東京都北区で生まれました。2021年現在の年齢は57歳です。現在は、東京大学大学院物理工学専攻教授として、また理化学研究所招聘主任研究員として物理学の研究に勤しんでいます。出身高校は茨城県立土浦第一高等学校、大学は東京大学工学部を卒業しています。

香取秀俊さんの出身であるそれぞれの大学の2021年度版最新情報を調査してみました。

香取秀俊さんの出身高校:茨城県立土浦第一高等学校

香取秀俊さんが実際に卒業された「茨城県立土浦第一高等学校」について詳しくみていきましょう。

香取秀俊氏の出身高校の情報

高校名茨城県立土浦第一高等学校
住所茨城県土浦市真鍋4丁目4-2
電話029-822-0137
設立1897年
共別共学
学科普通科
偏差値73

地図:Goole MAP

香取秀俊さんが卒業された「茨城県立土浦第一高等学校」は偏差値が73の公立高校です。物凄く優秀な学校のようですね。茨城県にある224の高校の内、この茨城県立土浦第一高等学校の順位は2位となっています!公立高校としては1位ですね。

香取秀俊さんの出身大学:東京大学工学部

次に、香取秀俊さんが卒業された「東京大学工学部」について詳しくみていきましょう。

香取秀俊さんの出身大学の情報

大学名東京大学
学部学科工学部
住所東京都文京区本郷7丁目3-1
電話03-3812-2111
偏差値67.5(2021年現在)
公私国立

地図:Goole MAP

日本一の東京大学。香取秀俊さんはその工学部を卒業しています。その偏差値は2021年現在で67.5。工学部を卒業後は、東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻の修士課程と博士課程を取得しています。

香取秀俊さんの学歴と経歴

それではここで香取秀俊さんの学歴と経歴をまとめたものをご紹介します。

香取秀俊さんの学歴と経歴一覧

1991年 東京大学工学部・教務職員
1994年-1997年 東京大学工学部・助手
1994年 東京大学大学院 論文博士(工学)
1994年 ドイツ、マックスプランク量子光学研究所客員研究員
1997年 科学技術振興事業団・戦略的創造研究推進事業 研究員
1997年 科学技術振興事業団 五神協同励起プロジェクト・基礎グループリーダー
1999年 東京大学工学部附属総合試験所 協調工学部門・助教授
2002年 科学技術振興事業団・さきがけ研究・研究員兼務
2005年 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻・助教授
2005年 科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業・研究代表者
2010年 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻・教授(2015年11月現職)
2010年 科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業・ERATO香取創造時空間プロジェクト研究総括
2011年 理化学研究所・基幹研究所・香取量子計測研究室・招聘主任研究員
2014年 理化学研究所基幹研究所・香取量子計測研究室・招聘主任研究員および光量子工学研究領域・エクストリームフォトニクス研究グループ・時空間エンジニアリング研究チーム・チームリーダー兼任
2014年4月 チュービンゲン大学(ドイツ)Distinguished Guest Professorに招聘(2017年3月まで)

基本的には東京大学と理化学研究所にて研究活動を続けていますが、時折ドイツの大学に渡り歩くような経歴をもっています。様々な賞を受賞していますが、2021年の最新のニュースとしては、米グーグルの創業者らが出資して世界最高峰の賞金300万ドル(3億3千万円)を誇る「ブレークスルー賞」。これが2021年9月9日発表され、数学部門の京都大:望月拓郎教授と一緒に基礎物理学部門として香取秀俊教授が受賞しています!これに関して、香取秀俊は次のようにコメントをしています。

「受賞は光栄だ。高精度な時計の実現で、時間の計測以外の時計の使い方が見つかり始めた。その点が『ブレイクスルー(大きな進歩)』と評価されたのではないか」

引用元:https://twitter.com/makoto_ne56

渋いコメントですね!そう、香取秀俊さんといえば数百億年に1秒しかくるわないとされる「光格子時計(原子時計)」の開発。どういった研究だったのでしょうか。次で説明します。

2021年ノーベル賞候補:香取秀俊の研究「光格子時計(原子時計)」とは?

香取秀俊さんの開発した光格子時計は、実験の一環として東京スカイツリーに搬入されたことがあります。上記ツイッターの内容なので大体今から3年前ですね。それにしても160億年に1秒しかくるわないなんて・・半端ないです!(今では300億年に1秒しかくるわないと進化しています)というか、高さが違うと時間の経過が変わるんですか・・初めて聞きました。笑 こちらの研究結果によると高さ450メートルの東京スカイツリー展望台の時間は地上よりも1日に10億分の4秒(4ナノ秒)速く進んでいる』ということに。これは超精密時計である「光格子時計」の観測でアインシュタインの一般相対性理論を実証したということに繋がります!

これまで欧米を中心に時計の技術は磨かれてきましたが、今回の香取秀俊さんの研究で最高精度の時計を日本が手にすることになったことは、もはや覇権の象徴でもあります。これまで日本が自分たちで秒の枠組みを計測できるなんて夢の世界だったのが、今回の開発で現実のものとなりました。これまでの「秒」の概念が再考されることになるでしょう。これは、これからの未来の革新的な情報技術の誕生につながりるはずです。

まとめ

今回は2021年のノーベル賞候補(物理学賞)の香取秀俊さんについて、そのプロフィール内容から、出身高校・大学の学歴から、卒業後の経歴に至るまで記事にしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

香取秀俊さんの開発した「光格子時計(原子時計)」は、単なる時計だけの技術におわりません。これからの未来の情報技術に大きな貢献を果たすことになるのです。今後の研究も目が離せませんね!