2018年新潟県苗場スキー場で開催されるロックの祭典【フジ・ロック・フェスティバル】に、あの『ボブ・ディラン』の出場が決まりました!
日本での公園は101回目となりますが、こうしたフェスでの日本参戦は今回が初めて。
76歳とは思えないエネルギッシュなライブを肌で感じるチャンスです!
ボブ・ディランの略歴
ボブ・ディランは1941年アメリカ合衆国ミネソタ州生まれのミュージシャンです。
ギターの神様と称されるあのジミ・ヘンドリクスもディランのプレイに心酔していたとされています。
これまでに「アカデミー賞」や「グラミー賞」など数々の賞を総ナメにしてきたボブ・ディラン。
その輝かしい実績は、もはや音楽だけの世界に収まらなかったのです。
ボブディランの「ノーベル文学賞」受賞
ボブディランの偉大なる活躍はミュージシャンの枠を超えたといっても過言ではないでしょう。
なんと歌手というアーティストでありながら、2016年のノーベル文学賞を受賞したのです!
日本の名作家である「村上春樹」を抑えての受賞となったわけですが、小説家でもなく、作家でもないボブディランが、この名誉ある賞を受賞したのには確固たる理由があったのです。
それは、
詩歌こそが最大の歴史をもった「文学」である。
ということです。
今でさえ、作家こそが文学の中心にあると思われ勝ちですが、実は文学の原点は詩歌であるのです。
一般的に、詩歌の歴史は紀元前より始まり、3000年にも渡ると言われています。
200~300年の歴史の近代小説よりもずっとずっと長い歴史をもっているのです。
長い年月をかけて多くの人の心に影響を与えてきたディランの詩とそれをのせるリズムが、高く評価された結果といえるのでしょうね。
ボブ・ディランの歌う「プロテスト・ソング」
一時期のボブ・ディランの作る楽曲は「プロテスト・ソング(政治抗議的メッセージを含む歌)」の風潮を強くまとったものでした。
その時代背景には、公民権運動やベトナム戦争などで揺れた1960~1970年のアメリカがありました。
その時代において、反戦・反権力を強く歌い、多くの若者の心に影響を与えることとなったのです。
プロテスト・ソングの代表作「風に吹かれて」
ボブディランの「風に吹かれて」は、代表的なプロテスト・ソングとなりました。
その歌詞の一部がこちら。
「どれだけの砲弾を発射すれば、武器を永久に廃絶する気になるのか」
「為政者たちは、いつになったら人々に自由を与えるのか」
「一人一人にいくつの耳をつければ、他人の泣き声が聞こえるようになるのだろうか」
「男はどれだけの道を歩けば、一人前と認められるのか」
「山が海に流されてなくなってしまうのに、どのくらいの時間がかかるのか」
「その答えは風に吹かれている」
ボブディラン~風に吹かれてより
アーティストというジャンルを飛び越えたこの一曲は、その後多くのアーティストにカバーされることとなります。
そしてそのカバーされた楽曲たちは瞬く間にヒットソングとなり、その名を知らしめることとなったのです。
【FUJI ROCK FESTIVAL’18】出場
そんなボブ・ディランの歌を生で聞けるのが、2018年7月に新潟苗場スキー場で開催されるフジロックです!
毎年この大自然の中、様々なアーティストが楽曲を披露する音楽の祭典。
もちろんディラン以外にも多くの大物ミュージシャンが名を連ねています。
訪れた人にとっては、一生忘れられない特別な一夜になることでしょう!
イベント名 | FUJI ROCK FESTIVAL’18 |
開催日 | 7月27(金) 28(土) 29(日) |
開場/開演 | 開場 9:00 / 開演 11:00 / 終演予定 23:00 |
開催地 | 新潟県湯沢町苗場スキー場 |
主催 | SMASH Corporation |
チケット発売 | 1次先行販売(限定数) 2/9(金)11:00~4/5(木)23:00
2次先行販売(限定数) 4/6(金)~6/1(金) 一般発売 6/2(土)~ |
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まとめ
全世界を魅了し続けてきた、トップアーティスト『ボブ・ディラン』。
彼の101回目の日本公演は、2018年に行われる【FUJI ROCK FESTIVAL’18】となりました。
76歳になるディランから生み出される今回のステージは、今後伝説として受け継がれていくことになるかもしれません。
この世紀の大ステージを楽しみに待つことにしましょう!
音楽好きも、ディラン好きも、そうでない人も!みんな新潟に集まれ!!
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