2021年夏の全国高校野球甲子園大会に出場する愛知県代表の愛工大名電高校。イチローの母校でもあるこの強豪校を牽引している選手が今回ご紹介する田村俊介選手です。
この田村俊介選手は大谷翔平選手ばりの二刀流!投げては抑え、打っては運ぶの大活躍でプロのスカウト陣も注目している選手なのです。基本的には打撃に集中するために内野を守ることが多いようですが、今回はこの田村俊介選手の小学・中学時代の野球経歴から、家族関係、これからの進路に至るところまで、あますことなくお伝えいたします!
田村俊介(愛工大名電)のWiki風プロフィール
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名前 | 田村俊介 |
よみ | たむらしゅんすけ |
生年月日 | 2003年8月25日 |
年齢 | 17歳 |
出身地 | 京都府舞鶴市 |
身長 | 178cm |
体重 | 86kg |
出身小学校 | 舞鶴市立中舞鶴小学校 |
小学所属チーム | 共楽少年野球クラブ |
出身中学校 | 明徳義塾 →舞鶴市立和田中学校 |
中学所属チーム | ー |
高校 | 愛工大名電 |
ポジション | 内野手・投手 |
投打 | 左投左打 |
球速 | 145km |
球種 | スライダー・カーブ・フォーク チェンジアップ・シュート |
田村選手はなんと幼稚園の時から野球をやっている、まさに野球の申し子ともいえる選手です。京都府生まれのイケメンで、きっと女性のファンも多いのだろうな~といったところ。
その上投げては145km、打っては長打ありの二刀流選手のため、これからの活躍が本当に期待されている選手なのです。
田村俊介(愛工大名電)の小学校~中学校~高校までの経歴
それでは田村俊介選手のこれまでのヒストリーを探っていきましょう。小学校から中学校などの出身学校の部分から夏の愛知県大会の戦歴までこまかくお伝えします。
田村俊介(愛工大名電)の小学校時代の経歴
まず最初に小学校時代ですね。田村俊介選手が6年間すごした小学校がこちらです。
小学校 | 舞鶴市立中舞鶴小学校 |
住所 | 京都府舞鶴市余部上120 |
電話番号 | 0773-62-3656 |
【地図】
小学校は中舞鶴小学校に通っていましたが、肝心の野球に関しては「共楽少年野球クラブ」に所属してプレーをしていました。小学4年生のときからピッチャーに立つことも増えてきて、6年生のころには身長もすでに172cmあり、球速125km/hを記録します。正直普通の小学生には打てるような球ではなく、完全試合が3回、あとは5試合連続のノーヒットノーランを達成したということです。
田村俊介(愛工大名電)の中学校時代の経歴
小学校の時から野球の才能に頭角を現していた田村俊介選手は、地元である京都を離れ野球の名門「明徳義塾」への進学を決意します。
中学校 | 明徳義塾中 |
住所 | 高知県須崎市浦ノ内下中山160 |
電話番号 | 088-856-1211 |
【地図】
はるばる高知の地にきた田村俊介選手は、明徳義塾中に入ったあとも止まりません。まずは中学1年生の時に行われた「2016年全日本少年春季軟式野球大会」で優勝に貢献します。中学3年生では名門校の主将を任され、ピッチャー兼ファーストにてチームの要として全体を引っ張ります。そして「2018年全日本少年夏季軟式野球大会」では準優勝という成績を残すのです。
しかしここまできて田村俊介選手はある決意をします。それは中学時代を過ごした明徳義塾を離れるということです。理由として田村選手は「自分をより成長させるために、違う高校に進学したい」という純粋なものでした。明徳義塾は中高一貫で、特に何のアクションもなければ明徳義塾高に進学する流れになります。そのため田村選手は一度地元の中学校に編入するのです。
ちなみにこの田村選手の明徳義塾中世代は、田村選手同様に10人程の選手が明徳義塾を離れています。その中には、2021年夏の甲子園に同じく出場する大阪桐蔭の左投手「関戸康介」選手もいました。明徳義塾にとっては、この右腕:田村&左腕:関戸の2枚看板を失うのは相当痛手だったでしょうね。
以上の流れで田村俊介選手が戻ってきた中学校がこちらです。
中学校 | 舞鶴市立和田中学校 |
住所 | 京都府舞鶴市和田640−4 |
電話番号 | 0773-62-0507 |
【地図】
こちらの肝との中学校に一度戻り、そこから受験を経て愛知の強豪である愛工大名電高校に入学を決めるのです。尚、なぜこの愛工大名電を選んだかの理由については「当時愛工大名電は”超攻撃野球”を目指している。高校でも自分は打者として成長したい」という趣旨のことをインタビューで答えています。
田村俊介(愛工大名電)の高校時代の経歴
さて愛工大名電に入学した田村俊介選手。今回甲子園に出場するまでの活躍ぶりを振り返っていきましょう。
田村俊介の愛工大名電高校1年生/2年生時の経歴
まずはスタートダッシュを決める田村選手。1年生の春からなんと背番号18でベンチ入りを果たすのです。そして夏の愛知県大会からは「背番号1」を付けてマウンドに。つまり1年生の夏から愛工大名電のエースとして活躍をするのです。ちなみに愛工大名電としての高校のデビュー戦では投げては最速135キロ3回4奪三振、打っては2打数2安打の大活躍を見せます。
1年生の秋には愛知県大会で準優勝を果たし、東海大会に進出を決めます!その際に高校生活の公式戦第1号となるソロホームランを放ち、打撃面でも好調をアピールします。投打にわたり第活躍の1年生時代であったというわけです。
田村俊介の愛工大名電3年生:夏の甲子園愛知県大会の戦い
甲子園出場を決めた夏の愛知県大会には投手としては出場しませんでしたが、春の大会では先発投手として度々登板をしていました。その時の投打に渡る成績がこちらです。
2021年春の愛知県大会 | 回数 | 被安 | 奪三 | 四死 | 失点 | |
愛知2回戦:西尾高校 | 先 | 6 | 7 | 5 | 1 | 2 |
準々決:東邦高校 | 先 | 3 | 4 | 2 | 2 | 3 |
準決勝:栄徳高校 | 先 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 |
決勝戦:享栄高校 | 先 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1 |
合計 | 16 | 17 | 9 | 4 | 7 |
試合 | 打率 | 打 | 安 | 二 | 三 | 本 | 点 | 振 | 球 | 盗 | 出塁率 | 長打率 | |
2021春愛知県大会 | 6 | 0.5 | 26 | 13 | 2 | 3 | 0 | 5 | 2 | 3 | 1 | 0.552 | 0.808 |
春の愛知県大会では4試合に先発として登板し、防御率は3.94という数字ですね。この成績だけ見ると、安打もそこそこ許しているし、失点もそこそこしている・・まずまずの印象ですが、四死球が比較的少ないので制球力はある程度あるのかなといった感じですね。打つ方に関していえば、26打席で13安打の5割ヒッター。ホームランこそありませんでしたが、二塁打三塁打は量産して超打率.808と好成績を残しています。
夏の愛知県大会での詳細情報がキャッチできませんでしたので、代わりに春の大会の成績を掲載しました!ちなみに愛工大名電の夏の愛知県大会の戦歴はこちらです。
第103回 全国高等学校野球選手権大会 愛知県大会 本戦結果
2021.07.31 | 決勝 | 愛工大名電8 – 5享栄 |
2021.07.29 | 準決勝 | 愛工大名電3 – 1中京大中京 |
2021.07.27 | 準々決勝 | 愛工大名電7 – 1東邦 |
2021.07.25 | 5回戦 | 愛工大名電10 – 3至学館 |
2021.07.22 | 4回戦 | 愛工大名電4 – 2誉 |
2021.07.18 | 3回戦 | 愛工大名電8 – 0杜若 |
田村俊介選手のドキュメンタリー動画がこちら
田村俊介(愛工大名電)の兄弟・家族エピソード
田村俊介選手の兄弟については明確な情報をえることが出来ませんでした。ただ、高校生にしてすでに幾つかの人生の岐路を経験してきている田村選手をしっかり支えてきたのは、きっとご両親のお二人でしょうね。初となる甲子園の戦いも、温かく見守ってくれそうです。
田村選手の兄弟や家族について、また詳細情報が入りましたらアップいたします。
田村俊介(愛工大名電)の高校卒業後の進路とスカウト団の声
特に現段階では田村俊介選手の進路に関する明言はありません。大学へ進学する可能性もあるし、プロいりする可能性ももちろんあります。
ただ私が感じるに、田村俊介選手は非常にプロ志向の強い選手です。若かりしころから野球を始め、12歳そこそこで親元を離れ地方の中学校へ。そして自分の意志でその学校を中退して、さらなる成長のために愛工大名電に入学する。
こうしてプロセスを踏めるのは、やはり自分の成長とプロとして早く活躍したい!という一念の思いがあってのこと。2021年のドラフトで指名を受けて、プロ野球で活躍する姿を早く見てみたいものです。
田村俊介(愛工大名電)に対するドラフトのスカウト団のコメント
ここでは田村俊介選手の活躍ぶりを目の当たりにしている、ドラフトのスカウト陣のコメントを紹介していきます。
DeNA・河原スカウティングディレクター|21/7/19
「打席で雰囲気がある。スイングスピードも速い。投手としても強い球を投げるけど、打者として評価しています」
楽天・山田スカウト|21/7/19
「投げる方でも打つ方でも体の強さを感じる。打撃は逆方向に器用に打つうまさもある。1年時から順調に成長しているし、キャプテンシーもいい」
ヤクルト・中西スカウト|21/7/19
「スイングスピードが速い。高評価は変わらないです」
中日・清水スカウト|21/5/22
「警戒されている中でも、ちょっと甘くなると持っていく。打力は頭一つ抜けている」
中日・近藤スカウト|21/4/11
「(3回の右越え三塁打の)あの打球の高さは天性のもの」
DeNA・中川スカウト|21/4/11
「長打も打てて、打率も残せる。佐野のような選手」
やはり打者としての魅力にスカウト陣はみな気づいています。超攻撃野球を志す愛工大名電の中核を担うバッターであるだけに、この甲子園で見立つ活躍を残してドラフト指名を待ちたいところですね!
まとめ
二刀流として活躍している愛工大名電の田村俊介選手。ドラフト関係者のプロの目からみると打者としての魅力の方が大きいようです。ただ投手としてのレベルもスーパー高校生級。2021年夏の甲子園でも先発やリリーフとして登板する可能性はかなり高いでしょう。
見どころが満載で、少しも目が離せない田村俊介選手。これからの動向に期待が高まります!