1995年4月7日~1996年3月29日の日程で放送された「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」(全49話)。
それが本日2018年2月27日より「東京MX」にて毎週火曜日22:29~23:00の枠にて再放送が始まったのです。
ガンダム史上、一世を風靡する人気を巻き起こしたこの作品を、知らない人でも分かるように、人気の秘密をこっそり教えちゃいます。
「ガンダムW」による、これまでのガンダム時代の変革
この漫画「ガンダムW」はそれまでのガンダムの歴史を大きく変えるものでした。
これ以前のシリーズまでは、番組を見る子供たちのロボットに対する夢や憧れに支えられてきたものでした。
つまりファン層は低年齢層の子供たちであったわけです。
ところがこの「ガンダムW」からその趣旨は大きく変わります。
【変革①】絵のタッチが大きく変わった
前作の「機動武等伝Gガンダム」では
色の使い方が濃いというか、ベタ塗りに近い感じのタッチでした。
主人公のヒーローが明確で、やはり子供たちにウケそうな印象を受けます。
コロコロコミックに出てきてもおかしくないような絵のタッチですよね。
ところがこれが「ガンダムW」からは、
絵の線も細くなり、今までのべた塗り感がなくなり全体的に淡い色合いで統一されました。
時代の流れに乗りこのように変化したことで、アムロから始まったあのガンダムシリーズは、新たなファンを捕まえることに成功したのです。
【変革②】美少年キャラの登場
絵のタッチが変わったことで、そのキャラクターにももちろん変化が生まれました。
「戦う男は力強くて、そして眉毛も吊り上ってて・・」という時代はもう終わったのです。
今の時代は「戦う男こそ、スマートにかっこよく、そして足も長く!」に変わったのです。
「ガンダムW」から登場する主要メンバーをすべて「美少年」の設定にしたんですね。
これによりファンの層がガラッと変わり、低年齢層の子供たちから、今までガンダムにまったく興味のなかった多くの女性ファンを獲得することになるのです。
そしてその女性ファンの心は、ストーリーに登場する「凛とした表情で確かな強さを持ち合わせた男の子たち」に鷲づかみにされることとなるのです。
主要な登場人物の紹介
ここでその変革の大きな立役者となった、主な登場人物たちを紹介していきます。
ヒイロ・ユイ
15歳 | ウイングガンダム | 体術・知識などを英才教育で叩きこまれ、強靭な身体能力の持ち主。 |
デュオ・マックスウェル
15歳 | ガンダムデスサイズ | 自ら「死神」を名乗る。明るく人懐っこい性格。 |
トロワ・バートン
年齢不詳 | ガンダムヘビーアームズ | 経歴も不詳のなぞの青年 |
カトル・ラバーバ・ウィナー
15歳 | ガンダムサンドロック | 裕福な家庭で育った、心優しい性格の持ち主 |
張五飛
15歳 | シェンロンガンダム | 古代中国の戦士の子孫。単独行動が多い。 |
「さすが、ガンダム!」というようなカッコイイ名前が多いですが、顔は今風なイケメンばかりですよね?
ネタバレになるといけないので、ここで細かな紹介は控えさせて頂きますが、これから「ガンダムWを見る!」って方の予備知識にでもなればと思います。
まとめ
この「ガンダムW」は確かに多くの女性ファンを魅了しましたが、そのストーリー性の高さにたくさんの男性ファンも虜になりました。
それだけ人気を博したアニメとなったのです。
今回「東京MX」で再放送されると決まった時、
「また絶対見る!」
「録画して、我が家の家宝にする!」
って思われた方は多いのではないでしょうか?
これからもみんなで「ガンダム」を応援していきましょう!