前回の15話では恋ちゃんのお陰で立ち直った矢虎。
そしてついに東京藝術大学の一次試験を迎えることになるのです。
この日のために多くの受験生が抱えきれないほどのプレッシャーと戦ってきたわけです。
試験の課題は・・「自画像」。
矢虎は試験問題とどう向き合い、そしてどんな作品を仕上げるのでしょうか?
今回の16話のあらすじと、その内容を考察していきましょう!
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第4巻/16話「脳汁ブシャー」 あらすじ(ネタバレあり)
東京藝術大学の1次試験が始まりました。
課題は「自画像」という非常にシンプルなもので、受験生が受験生自身をどう解釈しているかが問われる問題です。
矢虎は考えます。
俺は 俺を どう思っているのか。
自分の中には「二面性」をもった自分がいる。
などなど思い返し下絵を描いていきますが、どうにも納得がいきません。
そんなとき事件がおきます!
矢虎の前で絵を描いていた女性が少し下がった際、矢虎のキャンバスにぶつかり画材が転倒してしまうのです・・!
しかもそこには自画像を描く上で必須な「鏡」が・・
その女性もすぐに気づいて鏡を取ろうとしますが・・「パリン」 あえなく鏡は床に落ちて割れてしまいます。
マジか・・
矢虎は突然の出来事に呆然とします。
そして周りの冷ややかな空気感を感じ取ります。
そして落ちた鏡を見つめる矢虎・・この時あることに気づきます。
割れた無数の鏡映っているのは「二面」ではなく「多面」の自分。
鏡が割れるまでは「二面性」のイメージに引っ張られすぎていたことに気づきます。
ここから矢虎の鉛筆は勢いをまして絵を描きこんでいきます。
代わりの鏡を持ってきた試験官も矢虎の描きこむ絵に対し「面白い構図考えるねぇ~」と感心します。
気持ちよく かっこよく えげつなく描きこむ
あ~すっげぇ脳みそ動いてる 脳汁ドバドバきてる
俺いま 多分脳みそが手についてる
矢虎が絵に対して本当に没頭している様子が覗えます。
なんてったって「脳みそが手についてる」って表現がヤバイくらい素敵ですw
そして矢虎が書き上げた作品がこちら。
マスキングで枠を作って描きこんだ後、「手前」と「奥」の奥行きを誇張するように濃淡をつけて描きこむ。
段差のように多面的に描かれた矢虎の表情が、様々な感情や人間性を表現しています。
そして試験が終了、世田介は「俺は多分1次受かるよ」と自身満々。
二次試験は10日後で、一次試験の合格発表は3日後。
気持ちの切り替えができないみんなを、大葉先生は息抜きにでかけようと誘います。
さてどこにいくのでしょうか。そしてみんなの合否はいかに?
次回は単行本5巻のあらすじへと突入します!
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まとめ
遂に藝大入試の一次試験が終わりましたね!
それにしても矢虎の描いた自画像はみなさんの目にどう映ったでしょうか?
マスキングで枠を作って二つの顔を書き込んだのでしょう、3D的な表情になっていて個人的には「すごーっ!」と興奮しましたw
こういう作品をみると「自分も絵を描いてみたいな~」て思っちゃいますよね。
さて矢虎の1次試験の合否結果はどうなるのでしょうか?
そして世田介は?桑名は?橋田は?そして鮎川のユカちゃんは?・・次回の17話に期待!
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