前回の13話では桑名マキの実情をせきららにすることで、藝大受験の厳しさがヒシヒシと伝わってきました。
人それぞれ色々な思いと様々なプレッシャーを抱きながら藝大の入試の準備をしているわけです。
それは矢虎も然り、その右腕には広範囲にわたる蕁麻疹が出ていたのです。
さて今回の14話では矢虎に更に追い討ちをかけるような難題が待ち構えていました。
あらすじとそのストーリーを追いながら解説していくことにしましょう~!
スポンサーリンク
第4巻/14話「楽しんじゃう力」 あらすじ(ネタバレあり)
ついに藝大入試の一次試験まで1週間となりました。
大葉先生は矢虎に対し「つい応援したくなる不思議な子」と感じていますが、「ただ一つだけ大きな欠点がある」と感じていました。
大葉先生は矢虎を含め自分達に生徒に告げます。
受験生は
当日まで変わる・・!
そして大葉先生は矢虎を面接に誘います。
その面接で矢虎の「マジメ」な性格面のマイナス評価をします。
マジメさに価値があるのは義務教育まで。
イイ子でいること評価してくれるのは、手がかからず楽な先生と親だけ。
矢口に足りていないのは 「自分勝手力」よ。
あとはそれに加え「楽しんじゃう力」が必要であることを告げるのです。
これが自分の中で表現できないと、大葉先生は矢虎の藝大合格はムリだと判断します。
「自分勝手力」と「楽しんじゃう力」・・この二つの言葉は大きく矢虎にのしかかって来るのです。
矢虎は「今まで空気を読んで生きてきた人間」であり・・急に不真面目になれといわれてもできないのです。
「矢口は真面目だね」
そんなこと・・知ってるよ!
矢口の中で大きな葛藤が始まるのです。
そんな中、いきなりワル仲間の恋ちゃんと遭遇!・・というか恋ちゃんは矢虎を待ち構えていたようですw
「飯でも食わねーか」の言葉に受験を控えた矢虎は戸惑いますが、恋ちゃんの誘いにのりラーメンを二人で食べるのです。
そうするとコワモテ顔の恋ちゃんから衝撃発言が・・!
俺な パティシエ専門学校に入ることにした
恋ちゃんの意外すぎる選択に驚く矢虎ですが、恋ちゃんが泣いていることに気づきます。
そして恋ちゃんは、その道を選んだ理由をこう話したのです。
矢虎がよ じっ・・自分のやりたいこと選んでて
俺も やってみたいと思っちまったんだよなあ
そんな一歩踏み出した恋ちゃんの選択に、矢虎はハッとします。
そしてこの二人のやり取りに、こっそり漫画に写っているラーメン屋の主人も涙していますのがウケるw
矢虎は恋ちゃんの勇気ある行動に素直に「すごい」と感銘をうけますが、自分のことをほめてくれている恋ちゃんにこう告げます。
俺今さ
絵を描くのが・・怖いんだよ・・
自分の絵に、自分の性格に悩んでいる矢虎は、絵に対して今自信を失くしているのです。
次の15話では、これに対する恋ちゃんの反応が気になるところ!
今回のお話はコチラに掲載されています↓
【電子書籍が便利でオススメ】
【単行本で全巻まとめて揃えたい方はコチラ】
【関連記事】ブルーピリオドのあらすじ記事
まとめ
「自分勝手力」と「楽しんじゃう力」・・これは矢虎にとってなかなか難しい問題ですよね。
絵の技法などではなく、自分自身の人間性を否定されているようなものですからね・・キツイと思います。
根が優しく真面目な人間な程、不真面目というか枠を外れて自由に飛び回ることって出来ないんですよね。
芸術家なんて変態みたいな人ばかりだという印象を受けますが、それは自分自身をさらけ出しているからです。
自分の好きなように描いて・・エゴの塊のような作品に仕上がっているから唯一無二の魅力がでるのでしょう。
さて矢虎はどうする?恋ちゃんは矢虎に力を与えることができるのか!?
コメント