今回の13話から単行本で言えば4巻目に突入します。
これまで矢虎の身の回りでたくさんのことが起こってきましたが、「まだ13話目かぁ~」と感じるのが正直なところ。
前回の12話では世田介と矢虎は一緒に初詣へ行き、お互いをよきライバルとして認識していることを確認しあいます。
今回の13話では矢虎の予備校仲間である「桑名マキ」についての話が中心となります。
それではネタバレ含みのあらすじを考察していきましょう!
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第4巻/13話「メンプレ半端ないって」 あらすじ(ネタバレあり)
予備校で矢虎とともに絵を学ぶ「桑名マキ」が14話目の中心人物になります。
昔、姉が藝大の現役首席合格を決めたときの素直に感じた気持ち。
「オメデトウ」と「余計なことすんじゃねー」
そんな感じ
自身も「絵」を志す一人の人間としては、とても複雑な心境であったことが読み取れます。
一方センター試験を終えた矢虎は、予備校のベランダで自分のスキルアップのために「藝大に合格した合格作品」を自分の絵を見比べています。
合格作品は作風関係なくカッコイイと感じ取る矢虎でしたが、その絵に「桑名」の文字を発見します。
そこに現われたのが「桑名マキ」。
お姉ちゃんの絵だー
私の絵だと思ったでしょソレ
二人は予備校のベランダから下を見下ろしていると、階下に落ち込んでいる浪人生が姿を現します。
それを眺めていた桑名はこう言い放ちます。
落ち込んでいる人見てると
アタシはまだ大丈夫って思えるじゃん?
桑名の素の発言に戸惑う矢虎でしたが、大葉先生に呼ばれてその場をあとにします。
先生との面接で合格作品と自分の絵との違いを知りたい矢虎でしたが、構図の引き出しを増やすために「B6のクロッキー帳に○と△だけで一番カッコイイ構図を描きまくる」という課題を出されます。
大葉先生は、他の作品と比較するよりも大事なこと、それを矢虎に告げようとします。
1位の絵じゃなくて
矢口の「最高の絵」を目指さなきゃね
大葉先生の課題に素直に取り組む中で、何かを感触をつかむ矢虎でしたが、受験間近の予備校の雰囲気はヤバさが際立っています。
そんな中以前の予備校のベランダで矢虎はまた桑名と会うのです。
そして前に会ったことのある桑名の予備校の友達の一人が、頑張りすぎで無理がたたり入院してしまったことを聞かされます。
しかし、桑名は「弱っていく友達を見てメンタルを保っていた」とも聞かされます。
桑名は異常ともいえるほどのプレッシャーと戦って「絵」と向き合っていることが分かります。
そして矢虎にこう問いかけるのです。
ないの?描いているとき
あの人さえいなければ
もっと楽しく描けたのにって思うこと・・!
これは完全に桑名が姉を対象に抱いている素直な感情なのでしょう。
藝大首席合格という姉の肩書きに、いつも押しつぶされそうなほどの巨大なプレッシャーを常に感じているのです。
矢虎は桑名の絵は、姉の絵とはまったく違う・・むしろそれよりも奥行きがあってもっと透明感があると自分の感じたことを告げます。
その言葉は「自分の絵は姉の絵と似ている」とコンプレックスに感じていた桑名には暖かく響いたようです。
ちょっと元気でたよ!矢口は強いねー
藝大の受験は正気の沙汰ではない・・。
プレッシャーを感じているのは桑名だけではもちろんなく、矢虎も一緒。
矢虎の右腕にも、広範囲にわたって蕁麻疹が湧き出ていたのです。
一次試験まであと1週間・・14話へと続きます!
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まとめ
現役でしかも首席で合格した姉を持つ桑名マキ。
その心の闇と、壮絶なプレッシャーの中で自分の絵と向き合う姿に心を打たれた13話でしたね。
それだけ藝大に受かるというのは大変困難な道のりであり、心をやられてしまう受験生も多いようです。
そんな中矢虎は「他の合格作品と比べる」よりも「自分の中で最高の1枚を描く」ことを指導されます。
藝大の受験まで後1週間・・!次回はどうなる?
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