東京藝術大学のリアルを描いた衝撃作「ブルーピリオド」が今人気です。
藝大を絵画で目指している人にとっても、そうでない人にとっても、このストーリーはハマったら抜け出せない!
前回の6話では女装男子であるユカちゃんの心の闇に加え、矢虎の「絵作り」について物語が展開していきました。
今回の7話では、夏期講習のコンクールが主題となってきますので、そこの部分を踏まえてあらすじと内容を解説していきます。
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第2巻/7話「我々はどこに行くのか」 あらすじ(ネタバレあり)
夏季講習のコンクールで話題が持ちきりの中、去年の冬期講習で目立っていた女の子の話題になります。
名前は桑名さん、お姉さんは数年前の藝大油画科を現役で首席合格した実力者であるということ。
確かに絵作りのできている桑名さんの絵は、とにかく目が行く作品に仕上がっている。
一瞬自分の立ち位置にひるむ矢虎でしたが「今はとにかく自分なりの絵作りだ」と気持ちを切り替えますが、自分の作る絵になにか物足りなさを感じていました。
そんな中、世田介を捕まえて自分の作品の感想を聞くと驚くような答えが。
芸の上澄みだけをすくったような絵だな
お前 本質を何もわかってない
この世田介はとにかく矢虎につっかかってくることつっかかってくることw
衝撃的なこの世田介の言葉にフリーズをするも、大葉先生に呼ばれ面接に入ります。
さっき世田介に言われたことを相談すると、名画の構図は次にあると説明してくれる。
【名画の構図のポイント】
①大きな流れがある
②テーマに適している
③主役に目が行く
④四隅まで目が行く
①の名画に関しては「O構図」「△構図」「×構図」「S構図」「□構図」があり、名画がこのどれかの条件に当てはまっているということ。
良い絵は、実は構図に関してすごく計算されて描かれているということを教えられます。
その他③④に関しては「視線の誘導」が重要であることを、予備校フレンドの橋田からアドバイスを受けます。
様々なことを理解してきた矢虎は自身が生まれてきますが、夏期講習の中で作業にあたる浪人生の姿に目を疑います。
画材をカッターで切る人、ローラーでコロコロしている人、手のひらでペインティングしている人などなど。
そうした行為に最初は口あんぐりだった矢虎ですが、一緒に食事をした桑名さんに「あれも一つの工夫じゃん?」と言われ「すべてのものが画材の一部である」ということに気づかされるのです。
絵って思っていたよりずっと自由だ
俺もぶっ飛ぼう
またひとつ矢虎の思考が一皮向けた瞬間でした。
結果夏季コンクールの順位は「中段より少し上」思っていた以上の成績を収めたのです。
一方の桑名さんはというと・・なんと1位!
「すっげえ」と桑名さんに矢虎は話しかけますが、あれ?なんか様子がおかしい・・。すると
予備校で1位になると その年には受からないジンクス
があるという。なるほど。。
また順位が矢虎よりも下だった世田介は、
つまんない受験絵画押し付けやがって・・!
俺 もう予備校には行かない
と言い切ってしまうのです。
上手な人が受からない藝大受験ってなんだ?
とまどいを隠せない矢虎・・うごめいて来た人間模様はこの先どうなってしまうのでしょうか。
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まとめ
今回は世田介と矢虎の絡みが非常に興味深い内容でした。
世田介は矢虎に対してズケズケと突き刺さるような言葉を浴びせますが、それは矢虎を意識してのこと。
二人は「絵」という世界において、いいライバルになっていく感じがしますよね。
しかし世田介は予備校を辞めるという・・二人の間に距離ができてしまいますが、これからまた交わることはあるのでしょうか?
次回以降の展開に期待しましょう~。
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