2018年ワールドカップロシア大会が開幕しました。
今回も優勝候補の筆頭として、ドイツやブラジル、フランスなどがあげられていますね!
ところでサッカー発祥の地は、王国ブラジルや前回大会の優勝国ドイツではなく、イギリス(イングランド)でありロンドンという事を忘れていませんか?
イギリスはサッカー大国であり、各都市には世界でも有名なクラブチームがいくつもあります。
もちろんそれらは当然強豪チームです。
今回はこのサッカーの原点「イギリス」に着目します!
イギリスという国の背景
イギリスの人々はサッカーファンばかりで、週末はパブやスタンドで観戦するのが習慣となっています。
しかしそんなサッカー大国のイギリスでも、代表チームとなると少し雰囲気が変わります。
まずイギリスはイングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズが合わさったもので、それぞれに代表チームがあります。
今回イングランド以外は予選敗退し、ロシア大会への出場権がありません。
またイングランド自体も本大会での成績がパッとせず、グループリーグを突破してもベスト16などで敗退するばかりなのです。
ベッカムフィーバーで沸いた、2002年日韓大会でもベスト8で終了したのです。
そのためイギリス国民はサッカーのクラブチームは好きで熱狂的ですが、代表チームがブラジルやドイツ、最近ではフランスやベルギー、アルゼンチンあたりと互角の勝負や勝利をするとは、期待をしていない人が実に多いのです。
今大会のイングランド
しかし今回のワールドカップは、個人的にはイングランドが大穴で優勝も十分にあり得ると思います!
FW:ハリー・ケインの存在
今大会のイングランドには他国のエースよりも活躍が期待でき、得点王候補の最右翼であるセンターフォワードのハリー・ケインがます。
現在のサッカーでは、純粋な昔ながらのセンターフォワードは少なくなっています。
アルゼンチンのメッシは世界一の選手ですが、体が小さくヘディングは苦手です。
またブラジルのネイマールなどもドリブルは得意ですが、センターフォワードというよりもウイングからのシュートやパスが中心となります。
ポルトガルのロナウドはセンターフォワード的な役割ですが、彼もワンタッチゴーラーの特徴が濃く、自分一人では局面を打開出来ません。
要は、体が強くて大きく、スピードもありポストプレーや自分でシュートもできるセンターフォワードは、各国を探しても本当に少ないのです。
しかし、イングランドにはこれらを兼ね備えたケイン選手がいるのです。
チームワークとバランス
ワールドカップで勝ち抜くことが難しいといわれる所以として、例え予選グループを突破しても決勝トーナメントに入るとさらに強豪国ばかりと戦わなければならないため、試合が膠着する事が多くなってしまうということがあげられます。
そうなると、少ないチャンスで決めきるチーム、カウンターが強いチーム、守備力がありセンターフォワードだけで得点できるチームにこそ勝機があるのです。
さらに、マンチェスターUやマンチェスターシティの選手が中心のため、チームワークも良く若手が多いので若返りにも成功しているチームであるといえます。
体力自慢と守備自慢でチームを支え、さらにマンチェスターシティの選手は名将グアルディオラのバルササッカーを受け継いでいるので、パスサッカーも得意とします。
予選グループの早い段階でケイン選手が爆発すれば、得点王とイングランドが優勝をする可能性も十分にあります!
今回は、センターフォワードがチームを引っ張る国が優勝すると思っているので、イングランドにもチャンスありです。
まとめ
サッカー発祥の地「イギリス」。
18日に行われたリーグ初戦の対チュニジア戦では、期待のハリーが2得点をあげて見事勝利しましたね!
この流れはまさに予想通りといえます。
ここからチームがうまくまとまって全員サッカーをすることが出来れば、イングランドの優勝も現実味を帯びてくるわけです。
「優勝国が大本命ばかりだとつまらない!」なんて人は、結構イングランドを推してくるケースが多いように思います。
日本でも「隠れファン」が予想外に多いイングランド。
今大会を大いに盛り上げてくれることに期待しましょう!