ブルーピリオドは藝大のリアルを描いた非常に注目度の高い漫画です。
2020年マンガ大賞にも選ばれ、映像化される日はいつになるのか楽しみです。
前回では矢虎が感情を爆発させて渾身の1枚の絵を描きあげました。
ただ藝大合格への絵の険しい修行の旅はまだまだ続きます。
今回からは第3巻へ突入です。9話のあらすじを解説していきましょう!
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第3巻/9話「課題が見えてもどうしようもねぇ」 あらすじ(ネタバレあり)
受験を控えた11月、予備校では最後のクラス分けが行われました。
矢虎と桑名、橋田の三人は、引き続き大葉先生が担当することに。
そしてその最初の課題としてだされたのがモチーフなしの「イメージ課題」というものでした。
「私の大事なものをテーマに描きなさい」
これまで「モノを目で見てデッサンをしてきた」矢虎にとって、目で見えないものを絵にするということに戸惑います。
必至になって「自分にとって大事なもの」を思考するなかで、「(自分が美術はじめた)縁・つながり」と読み解き「大事なもの=つながり=糸」と解釈を広げます。
そして何枚も絵に表現するも・・大葉先生からは「対応力がない」とダメ出しw
「もっと課題文とかモチーフに対して反応してほしいんだよね」
続くイメージ課題に取り組むもなかなかイメージが湧かない矢虎の口から初めて「しんど・・」という後ろ向きな呟きが現われます。
そんな中、仲間の橋田からこう言わるわけです。
今年受かっても来年受かるかわからん世界や
藝大受験はな
楽しくやった方がええで
藝大で出題される課題はその年によって内容もテーマも大きく違います。
そのため「運次第」なんだから楽しく開き直っていこうぜ的なことを橋田はアドバイスしてくれたわけですね。
この言葉で「楽しく」やるということを改めて気づかされた矢虎ですが、そうはいってもなかなか上手くいくものではありません。
大葉先生からは矢虎が描いた「縁」のイメージ課題の絵について
矢口にとって縁は糸の形してた?
本当にしてたならそれでいい
と質問されますが、核心をついたこの言葉の意味がわからず口を濁してしまいます。
頭を悩ませる矢虎はまた美術部の佐伯先生のもとを訪れます。
そして矢虎の憧れ森先輩が描いていた天使の絵の大きさ「F100号」という巨大な絵画に挑戦することをすすめられるのです。
最初に美術をおしえてくれた先生のもとで巨大画に挑戦するのでしょうか?
次回は矢虎の頭をスッキリするような出来事が起こって欲しいですね!
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まとめ
デッサンが好きで絵を始めた矢虎にとって、今回のイメージ課題はかなりの難敵のようです。
目の前のものをそのまま描くのではなくて、自分の頭の中でイメージを膨らませて自分なりのアンサーを絵に表現する。
それって、もうこれは一人の芸術家としてデビューしたということになるのでしょう。
なるほど、藝大入試ってこういうところに重きを置いて合格者を篩いにかけているわけなんですね。
橋田のいう「藝大合格は運」という気持ちもわかる気がしますね。
次回の10話ではまたしても一皮むけた矢虎の絵が爆発・・しそうなきがします!お楽しみに。
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