今の時代、銀行が世に溢れています。
溢れすぎていて逆に「銀行もつぶれる時代だ」なんて言われたりもしています。
そんなたくさんある銀行の中で、自分にあった銀行を果たして選ぶことが出来るのでしょうか。
各銀行の特色をおさえよう
あなたは、今いくつの銀行名を口にすることができますか?
正直今パッと思い浮かぶ銀行名は、今の世の中に存在する銀行のごく一握りの数でしかないと思います。
一昔前までは到底考えらることではありませんでしたが、実際に窓口を持たない銀行も急増しているのです。
銀行であふれ返っているこの世の中、それぞれの特徴をしっかりと抑えることが、正しくローンを組む第一歩となるでしょう!
大手都市銀行(メガバンク)の特色
大手都市銀行とは、大都市圏に本店を置き、日本全国の主要都市に支店を置く、預金残高が極めて莫大な普通銀行のことです。現在は「みずほ銀行」「三菱東京UFJ銀行」「りそな銀行」「三井住友銀行」の4行がその銀行ということになります。
大手都市銀行は、その莫大な資金力から高額な融資を得意としています。
またローンを組む側からしても、大手ならではの安心感を大きく得られ、金利の優遇も大きく受けることが可能です。
ただしその分、ローン審査という面においては厳しめにみられてしまう傾向があります。特に担保評価の部分。ここはどうしても厳しくみられてしまいますね。
その他、最大手の銀行であるため審査の融通はほぼ利きません。
ただそうは言っても、収入が安定しているサラリーマンにとっては一番のおすすめ銀行といえるでしょう。
地方銀行の特色
主に各所地名にて始まる名前の銀行が「地方銀行」にあたります。「横浜銀行」や「静岡銀行」、「千葉銀行」などがその例になります。
一般的に、都市銀行と比べると高額な融資は得意とはしません。
ですが、地域に密着して活動する地方銀行は、都市銀行と比べ審査が緩く、交渉の余地もいくらかあるといえます。
例えば、通常審査が厳しい方でも「収入のあるお子さんが同居している」や「持ち家で年金暮らしの親が近くに住んでいる」などのシチュエーションを審査上+αの要素としてみてくれる地方銀行もあるのです。
ただしその分金利の優遇という面では、銀行によっては都市銀行よりも得られにくい傾向にはありますが、そこまで大きな金利差が生じることは少ないでしょう。
自営業でお仕事をされている方は、地方銀行のほうが色々な相談にのってくれるのでよいと思います。ご自身でされているお仕事での繋がりなども、審査で有利にみてくれることは珍しくありません。
インターネット銀行の特色
最後に「窓口」を基本的にもたない銀行、「インターネット銀行」です。例えば「住信SBIネット銀行」や「ソニー銀行」がその代表格です。
このインターネット銀行の最大の特色は『金利の安さ』です。
店舗経営がないネット銀行は、そのコストダウンにより、都市銀行や地方銀行に比べ金利を低く設定することができるのです。その他にも、インターネットならではのサービスを提供していることもあり、今の世の中で注目をされています。
ただし、インターネットで審査が完結するため、こうしたオンラインでのやりとりが不安な方はやめておいた方がよいかもしれません。
また、都市銀行や地方銀行に比べて審査は正直かなり厳しいです。お互いに顔を合わすことなく完結してしまうため、安全枠をとっての審査ということになるのでしょう。
銀行の特色のまとめ
特色の違いをシンプルにざっくりと違いを表すと以下のようになります。
【審査の厳しさ】
地方銀行 < 都市銀行 < インターネット銀行
【金利の安さ】
地方銀行 < 都市銀行 < インターネット銀行
【融通の利きやすさ】
インターネット銀行 < 都市銀行 < 地方銀行
実際にどの銀行で審査をかけるべきなのか。是非参考にしてみてください!
次回のお話
次回は金利についてお話をさせていただきます。
今の世の中、変動金利と固定金利、一体どちらが得なのでしょうか??